岡山県、特に「倉敷」地域は学校制服、企業制服等「ユニフォーム」と「ジーンズ」などのカジュアルウェアのメーカーがひしめく、国内でも有数の産地です。
倉敷アパレル産地の歴史は、古くは江戸時代の綿花作りから始まり、ひも、帯の生産から、足袋作りでは岡山県が全国一の生産高を誇りました。その後、学童服の生産が始まり、軍服を製造した時代を経て戦後は合成繊維を使用した詰襟学生服の生産が拡大しました。‘80年代以降はブレザー化された学校制服が増えています。
また、‘50年代頃からは学生服製造メーカーからワーキングユニフォーム製造メーカーへの転身が起こり、続いて‘60年代頃からはジーンズへ、そして‘70年代頃からはオフィスユニフォームへと、産地内では次々に新しい商品が製造されるに至っています。
現在、岡山県は学校制服の分野で全国一、約70%以上の出荷額を誇り、その他各種ユニフォームの製造ではそれぞれの分野で全国屈指の企業がしのぎを削っています。
これらのメーカーの特徴は国内生産比率が高い(日本製)という点で、非常に高品質な商品が多いということを自負しています。
